金が人工的に作られるようになれば、金の価格はどうなるのでしょう?

現在地球に残された金の埋蔵量は5万トンほどと言われています。

この数字が多いのか少ないのかと言えば、少ないと言うしかないでしょう。

金の埋蔵量が5万トンで、毎年の採掘量が3000トンあまりですから、20年しないうちに地中に埋まっている金は枯渇してしまうことになります。

もしこのままゴールドマインが発見されなければ、金はどんどんその価値を上げていくのではないかという意見もあります。

まあ、そうかもしれないですよね、金の量が少なければ価値がそれだけ上昇してしまうわけですから。

そうなると今度は別の方法で金を採掘することを考えるでしょうね。

実は金は海の中にも存在しているんですね。

ただ、海水に含まれる金の量は0.0005PPMと呼ばれるように非常に低濃度の金しか存在していません。

PPMはParts Per Millionという意味で、1PPMで100万分の1という意味ですから、1PPMだと海水の量に対して0.0001パーセントしか金が存在しないということになります。

金の量は海水に対して、0.0005PPMなので100万分の1の20万分の1の量しか金がないということですね。

つまり1グラムの金を海水から取り出すには20万トンの海水が必要ということになります。

ですから、現実的になると、海水から金を取り出すのはかなり難しいということになります。

とは言え、残り5万トンの金が採掘され、金の量が世界的に少なくっていけば、金の価格も上昇するでしょうから、海から金を採掘する技術も急速に伸びていくのではないのかなと。

さて、そんなわけで、金についての簡単な豆知識だったんですが、金がもし人工的に作られるようになったら、どうなるのでしょうか?

おそらくはこれは僕の予想ですが、金の価格には影響はないのかなということです。

ダイヤモンドもルビーもそうですが、宝石関係は割と人工的に生み出すことが可能で、現代でも人口の宝石などが出回っていますが、天然のものと人口のものではきちんと棲み分けが出来ているからです。

この辺りについては、人工のゴールドがどの程度天然のゴールドに近づくのかということにもよりますから、断言は出来ませんが、人工のものと天然のものとの差が分かれば金の価格は変わらないのかなということです。

これまでにも歴史の中で、金を生み出そうと錬金術などがヨーロッパを中心に存在していましたが、実際には成功していませんでした。

しかし現代では、実は金を人工的に生み出す技術がすでに存在していて、実際に金が作れるみたいなんですね。

なんですが、人工的な金を作るのに価格費用がめちゃくちゃ高額で、金を生み出してもまったく割に合わないという感じになっているのです。

生産性がないということですね。

ただこの件に関しても、海水から金を取り出すのと同じで、5万トンの埋蔵された金が採掘されれば、人工的な金を生み出す技術も発達するのかもしれません。

ただ人工的な金はセルンのような巨大な加速器が必要となり、1年間掛けてやっと1円分の金しか出来ない計算なので、技術発展はかなり難しい気がします。

ですから、将来的には海水から金を取り出す技術のほうが現実味があって実現しやすい方法なのではないかなと思います。

そして、技術の発展は、金が埋まっている場所を見つける可能性もあるでしょう。

なので、残り5万トンの金しか残っていないとされているのですが、それもまた過去の常識となる日が来るのかも知れませんね。

さて、そんなわけで、金が人工的に作られるようになれば、金の価格はどうなるか、というテーマでしたが、結論としては、金が人工的に作られるようになるにはまだまだずっと先のことになるだろうということです。

まず最初に来るのが新たな埋蔵場所を発見するか、海水から抽出するかでしょうからね。

おそらく。

金を人工的に生み出すというにはかなりのリスクがありそうですから。

まず金が出来たとしても、その後人工的な金と天然の金を比べた時に違いが分かれば、人工的な金の価格はやはりそれなりになってしまうでしょう。

天然のゴールドとの差は歴然。

多額の研究投資資金が回収できない可能性やリスクがたっぷりあるので、人工的な金はやはり今の技術では現実的ではないということですね。