iPhoneのワイヤレス化を許さないEU当局?・充電ケーブル規格統一化を巡って対立するアップルと欧州連合

みなさんはアップルの製品をお持ちでしょうか?

アップルがカリスマ的な存在であるのは、やはりそのオリジナルの存在がいまもずっと一貫して守られているからではないでしょうか?

アップルは独自の道を行く企業で、アップルが作る製品は、社会の人気を反映して作られているものではなく、逆に人気の基準をつくっているんですね。

そういったところにこの企業の魅力があり、それがカリスマ的な存在として、過大な人気を得ているわけです。

そんなアップルなんですが、2020年以降、iPhoneは全てワイヤレス化すると言われています。

Lightningと呼ばれるアップル独自の裏表両方で充電が可能な端子がありますが、それをもなくしてしまおうというのがアップルが今後計画していることなんですね。

確かに不便さが残りそうな決定ではあるのですが、イノベーションには大きな変化が必要となるわけです。

これもその一つ。

思い切った変更が、全ての人に受け入れられるわけではありませんから、痛みの伴い改革も必要となることでしょう。

痛みの後に痛みしか残らない改革もありますが笑

最近のアップルのイノベーションと言えば、イヤフォンジャックがなくなったことでしょうか?

イヤフォンジャックがなくなり、ブルートゥースで、音データを送信するAirPodsが新たな製品として販売されるようになりましたが、それでiPhoneの売上が減ったということにはなっていません。

ダメージ0状態なんですね笑

むしろアップルの製品がまた一つ増え、アップルは収益を得る機会を新たに獲得したことになります。

iPhoneの始まりもそうなんですね。

通常SDカードなどのスロットなどは小型のデバイスなどには通常搭載されていたものです。

データを他の機器に移して使用したり、今あるデータをバックアップするためだったり、そういった用途で必ずと言っていいほどあったSDカードなどのスロットはiPhoneにはありませんでした。

スティーブ・ジョブスはそういった利便性よりも、見た目の美しさにこだわり続け、ミニマリスティックでフューチャリスティックなかっこいいデザインを生み出し続けたわけですが、それが功を制し、iPhoneは文字通り世界一の企業となったのです。

SDカードを使用していた人もそこまで多くないし、データは通信でなんとかなると思っていたんでしょうね。

実際そうなりました。

ただ、失敗もあったんですね。

アップルを追い出された後につくっていたネクスト社のコンピューターは売れませんでした。

誰も四角いキュービックなデザインのコンピュータを望んでいたわけではありませんでしたから。

とは言え、当時つくったOSなどの技術やアイディアが今のアップルで生きているわけですから、当時の失敗が今のアップルのもととなっているわけです。

そういう感じで、アップルは失敗も含めたイノベーション案をどんどん打ち出しているわけですが、今回のワイヤレス化には、欧州連合も反対しているわけです。

EUは「グリーンディール」と及ばれる経済改革を進めていて、二酸化炭素の排出を減らそうと頑張っているんですね。

そこへ来て、アップルが新たにワイヤレス化を計るようなことになれば、ユーザーはこれまで使用していたライトニングケーブルが使用できなくなり、アップルの新たなワイヤレス充電器を購入しなければいけません。

新たな製品の製造はCO2を生みやすく、EUはアップルが独自で開発したライトニングケーブルかAndroidなどのUSBのどちらかを廃止し、充電ケーブルを統一化しようとしていたんですね。

それに対し、アップルはもちろん拒否します。

Androidと同じ端子で充電が出来るようであれば、アップルの充電器の売上はなくなるし、利益率も変わってきます。

そしてそれは株価にも影響し、多大な損害になりうるからです。

現代界では、アップルユーザーはLightningケーブルを同じアップル製品に使用しているし、Androidユーザーがアップルを購入すればLightning端子のついたケーブルを新たに買わなければいけません。

もし規格が統一されるようであればアップルにとっては面白くない。

そして、次世代のiPhoneやiPadがワイヤレス化されれば、ユーザーは否が応でもワイヤレス対応の充電器を購入しなければならず、規格を統一化することとまるで逆で、アップルの売上は当然伸びるわけです。

もしiPhoneが今のように売れればですが。

おそらく売れるでしょう。

ですから、アップルとしてはワイヤレス化をすすめることはまたとないチャンスであり、次々とiPhoneを刷新するよりも大きな出来事なんですね。

充電システムが変わることなんて何十年に一回とかですから。

4Gから5Gになるのと同じように希少なこと。

ですから、アップルがEUと対立するのも無理ないわけです。

EUの言い分もわからなくはないんですけどね。

電子機器の廃棄物を減らす目的だとは言え、一企業のイノベーションを鈍化させることは難しいのではないかなと。

敢えて中間を取るならば、ワイヤレスモデルとそうじゃないモデルをつくって消費者に選ばせるとかですかね。

とは言え、ワイヤレス充電はすでに存在していますが、あまり普及していないのが現状です。

アップルが最新のハイエンドモデルにのみワイヤレス化を図るなら徐々にワイヤレス充電が浸透していくんでしょうが、難しい問題です。

とは言え、僕はワイヤレス充電がどのようなものになって、どのように能力を発揮し、どのような世界になるのか楽しみなんですけどね。

この技術はスマホの充電のみにとどまらず、車社会やその他のカテゴリにも影響を与える可能性がありますからね。

それも大きく。