車、車格が大型化する理由・なぜ外車も国産車も大きくなるのか?

今日のテーマはタイトルの通りです。

ご存知の通り、車がどんどん大きくなっています。

でも一体なんで車はリリースされるたびに数ミリ単位、数センチ単位で大型化しているのでしょうか?

道路の幅を変えることは非常に難しいです。

道路幅を日本全国で変えようと思ったら、一体どのくらいの費用と時間が掛かってしまうのでしょうか?

もうそれこそ、僕が100万記事書いても得られない金額になっちゃうんでしょう。

当たり前か笑

道路の幅を変えるということは、人件費がかかるし、材料費そして、何より土地を広げなければならない場所も出てきます。

それなのに、どうして車は大型化しているのでしょうか?

日本には山間道などもあって、離合出来ない場所もたくさんあるというのに、どうして車はどんどん大型化しているのでしょうか?

今日はなぜ車が大型化しているのかというのを国産車と外車で分けて考えてみたいと思います。

まず国産車。

国産車はなぜ大型化しているのか?

車のナンバー

国産車が何故大きくなっているのかと言うと、車にはサイズによって3ナンバーや5ナンバーというのがありますが、昔はこれに排気量の規定もありました。

5ナンバーは2000CCまでの排気量という感じです。

今では排気量が税額を決定する要素になっていますが、今でもボディサイズによって車のナンバーは分けられているんですね。

例えば5ナンバーは全長4,700mm、全幅1,700mm、全高2,000mm以内に収まっていること。

これ以上は3ナンバーが与えられます。

1989年から今現在でも使用されている、排気量によって税額が変わるシステムに変わりましたから、排気量などを小さくしてより大きな車を作れるようになりました。

つまり排気量はこれまでの5ナンバー並みだけど、車格は3ナンバー並になったりしているんですね。

大きいほうが荷物をより多く積める分、より利便性が高く、合理的だからでしょうかね。

安全性

そして安全性の部分でも大型化していった背景があります。

より厳しくなっていく衝突安全基準に合格するためには、車格を大きくし、ぶつかっても潰れるだけの部分であるクラッシャブルゾーンが大きく取れれば、これほど簡単なことはありません。

物理的に面積や体積を大きく取るほうが、強度に優れた新たな素材を研究開発するより遥かに簡単で遥かに低コストだからです。

クッション的な役割も果たしてくれますから、タイトに作るより、若干ゆとりのある側をつくったほうが安全面で言うと良いわけです。

人間が大きくなってきた

食が欧米化して、日本人の体格が大きくなってきたということも言えるでしょう。

若い日本人男性の中には180センチを超える人も結構多く、割と海外とも見劣りしない体格になってきています。

ですから、先程挙げた、車の側を大きくするといったのとは逆に、車を内側から大きくしないといけないんですね。

海外市場が影響している

これも非常に大きな理由のひとつです。

日本の車は北米などでかなり売れています。

北米のみならず、世界中でたくさん売れています。

海外の体格の大きな外国人が乗るわけですから、外車のような車格にならないといけません。

国内の需要は停滞状態ですから、外国人ベースの車作りをすることが求められてきました。

トヨタは世界でも販売車数一位になったりしていて、それに伴い車の大きさも大きくなってきています。

  • 初代(1997年)…全幅1,695mm
  • 2代目(2003年)…全幅1,725mm
  • 3代目(2009年)…全幅1,745mm
  • 現行(2015年)…全幅1,760mm

海外でも売れているプリウスの大きさを比べてみるとこんな感じに巨大化しています。

プリウスの車幅が176センチって、すごいですよこれ笑

僕はメルセデスベンツのW124に乗る機会が時々あるのですが、あのモデルでさえ174センチくらいしかありませんからね。

プリウスのほうが車幅が広いだなんて、自分で調べても驚きです笑

ということで、グローバリゼーションが車を大型化している理由の一つ。

外車はなぜ大型化しているのか?

大型化 = 立派?

次は外車がなぜ大型化しているのかに注目してみましょう。

外車でも日本車でもそうなんですが、小型化するより大型化したほうが、車のクオリティが上がったような気がしませんか?

個人的には、車は大きくなったほうが、より迫力があって凄みが出てくるので、いわば偉くなったような感覚があります笑

おそらく世界中でそういった感じがあるのだと思いますが、だいたいのシリーズは新しいモデルが出ると数センチ大きくなっています。

ポルシェに関してもそう。

新型ポルシェ911が登場しましたが、車格がちょっと大きくなっています。

主に全長と全幅。

タイプ991で大きくなったなという印象でしたが、タイプ992でさらに大きくなりました。

ポルシェはまだ大きい方の車ではないですから、このくらいならまだ全然許容範囲ですけどね。

とは言え、911はあまり車格を変えるとマニアックなファンが多い車種ですから、ファンが逃げちゃう可能性もあるのであまり簡単にはこれまでのものを変更することは出来ませんね。

小さいモデルの大型化で上位モデルが大型化

こういった理由もあるでしょうね。

小型車が微妙にでも大きくなれば、その次のモデルも大きくしないといけません。

例えば小型セダンと中型セダンでいうと、もともと数センチくらいしかない差ですから、小型セダンが数センチ大きくなれば中型セダンも大きくならないと行けません。

そういう連鎖で車は大きくなっていくんじゃないでしょうか。

他社の存在

そしてライバルメーカーが発表する新しいモデルの車格も各社気になるところであります。

あのメーカーが大きくしているから、うちもしようとか、そういったことを連鎖的にあると思います。

より大きな車を求める傾向にありますから、他社に出し抜かれないように、真似て大きくするということも考えられます。

肥満

欧米では日本とは違い、肥満が問題になったりしています。

欧米はもともと体つきが大きな人が多いですから、肥満の人ややや肥満の人でもゆったり乗れるような車設計も考えているでしょうね。

中には走行性能や燃費うんぬんよりも、ゆったり乗れることを大前提としている人もいるでしょうから。

外車・国産車に共通する大型化する理由

ラグジュアリー

そして国産車、外車ともに言えるのが、ユーザーがラグジュアリーな内外装を求めるようになってきているということ。

ポルシェのカイエンがアメリカで売れに売れたのは、走行性能とラグジュアリーな乗り心地の両方を兼ね備えているからでした。

これが北米で大ヒットしたおかげで今のポルシェがあるのですが、そこから世界はSUVブームに。

日本ではSUVやミニバンがめちゃくちゃ売れていますが、そこで内装にお金をかける人がめちゃくちゃ多い。

レクサスやその他のメーカーでも、高級路線をいく車作りなどをしていて、ゆったりした乗り心地などを重要視する傾向にあります。

内装を広く取り、居心地のよい居住空間のある車を設計していますが、そうなるとやはり内部にはスペースが必要です。

そしてラグジュアリーな車はより衝突安全基準を満たすために外側も大きくしなければいけません。

つまりラグジュアリティを重視する車作りは車格を大きくする傾向にあるんですね。

まとめ

まとめると、

世界中の車が大型化、巨大化していますが、理由は一つではなく、複合的な理由からフルモデルチェンジ毎に車格が大きくなっています。

これから大型化が止むのか、大型化の割合が減っていくのかどうかわかりませんが、これ以上大きくなれば新たな弊害も出てくるでしょう。

まずは車が重くなるので、自動車税がどうなるかという点。

重くなると燃費の問題も出てきますね。

あとは冒頭でも述べた車幅の問題。

道路のサイズは有限ですから、大型化もいずれストップするでしょうが、車幅が190センチを超えるとさすが事故も増えるんじゃないかなと思います。

フェラーリがだいたい190センチくらいを維持していますが、これ以上はさすがまずい。

車が大型化して良い部分もたくさんありますが、悪い部分も顕在化してくるでしょう。

いまのサイズ感なら全然いいんですが、あまりに大きくなりすぎると、デザインの面でも間延びしてかっこよくなくなります。

あとはメリットとデメリットのバランスの問題ですかね。